人と地域が☆キラリ☆と輝く7つ星の滋賀 (3)

前回、政策カテゴリー☆1の「いきる」に掲げられている6項目のうち、1つ目の「子育て支援」を列記してみました。

その中で、マニフェストを検証する立場から気になることがあります。

かだ由紀子マニフェスト「もったいないプラス+」では、「人と地域が☆キラリ☆と輝く7つ星の滋賀」と同じ施策が何項目か掲げられていますが、主な施策には数値目標が掲げられています。
例えば、施策番号001の「産科医や助産師を増やします」では、「産婦人科医を増やし不足を解消します H21:42人 → H26:46人」、「助産師を増やします H20:335人 → H26:380人」と具体的数値が示されていますし、施策番号005の「保育所や保育ママを充実して受入人数を増やします」では、「平日の昼間に保育を利用できる児童の数を増やします H21:26,897人 → H26:29,000人」と書かれています。

一方で、全く同じ施策が記載されている「人と地域が☆キラリ☆と輝く7つ星の滋賀」には、具体的数値は書かれていません。

若干書き方が違いますが、「もったいないプラス+」の施策番号006では「子どもが虐待や育児放棄にあわないよう予防を強化するとともに、保護が必要な児童の受入施設を充実します。県内の全ての市町で要保護児童対策地域協議会を設置するよう支援します 措置を必要とする保護児童の受入可能人数を増やします H21:364人 → H26:400人」と書かれていることについても、「人と地域が☆キラリ☆と輝く7つ星の滋賀」では「⑤児童虐待防止 ・児童相談所の増設、相談員の増加」と書かれているだけです。

なお、「滋賀の未来をひらくマニフェスト2010」第3回自己評価の会の報告によると、これらの具体的数値に対して施策001および005については当初の目標値より高い数値に達成されていることなどが示されています。

 

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一般的に、マニフェストに必須とされる要件があります。

数値目標、達成期限、財源の明示です。
これらは、マニフェスト三原則といわれるものですが、「人と地域が☆キラリ☆と輝く7つ星の滋賀」は単に施策を列記しているタイプのようです。

(つづく)

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